介護職員必見!「悩み」の少ない介護職場の選び方

近年、超高齢化社会の影響により介護の仕事が注目され、その重要性はますます高まっています。しかし、介護職はその仕事内容や特殊な職場環境ならではの悩みやトラブルも多く、働きづらさを感じている人が多いのも事実です。そこで今回は、介護職が抱えやすい悩みと、働きやすい職場選びのポイントをご紹介します。自分に合った職場選びの参考にしてみてください。

1.介護職のよくある悩み

(1)人手不足による激務

厚生労働省所管の公益財団法人「介護労働安定センター」によると、2015年10月からの1年間に全国の介護職員の16.7%が退職したとの調査結果を公表しました。前年に比べ離職率は0.2ポイント悪化、全産業平均の15%も上回り、人手不足が常態化している状況が裏付けられた結果となりました。また、介護職員に人材の過不足を尋ねたところ、「大いに不足」「不足」「やや不足」を合わせると62.6%となり、過半数の事業所で介護職員不足が顕在化している一方で、人材不足が解決しない理由として「採用が困難」が73.1%と最も高くなっていました。
この結果を受け、介護労働安定センターは「高齢化に伴う利用者増に、職員の確保が追いついていない」と分析しています。このことからも、慢性的な人手不足が介護職の忙しさの原因になっている事が理解できると思います。
参考:公益財団法人介護労働安定センター「介護労働実態調査」(2016年10月)

(2)給料が安い

厚生労働省が2016年10月に調査した「介護人材の確保について」という資料によると、介護職の職種別の平均月収は以下のようになっています。

・介護職(無資格)  196,432円
・介護職員初任者研修 212,120円
・介護福祉士     236,596円
・介護支援専門員   274,471円
参考:厚生労働省「介護人材の確保について」(2016年10月)

よく介護職の給与は他の産業と比べて月収が10万円ほど低いと言われていますが、ニーズの高い仕事にも関わらず、なぜこのように給料が安いのでしょうか?

それには次の3つの原因が考えられます。

1.介護報酬が国によって定められている

介護職の給料が低い原因の1つとして、「介護報酬が国によって定められている」ことが挙げられます。介護報酬とは、利用者に提供するサービスに対して、国から支払われる対価のことです。この介護報酬はサービスの内容や利用者の介護レベルによって定められているため、人件費として使える部分が限られており、職員の給与を上げたくても上げづらい状況なのです。
また、介護保険制度ができた背景に「介護を医療分野で対応するには医療費(医療保険)がかかりすぎるため、介護保険に分けて低コスト化を図った」ということもあるため、介護報酬は医療報酬よりも安くなっています。

2.内部留保問題

施設が稼いだお金を蓄えておくことを「内部留保」と言います。財務省や厚生労働省の調査によると、1施設あたり3億円超の内部留保があると言われており、これを理由に政府は「これだけ十分な資金があるなら、内部保留から従業員の給料や経営拡大に充てるべき」として、国から支払われる介護報酬の引き下げを行っています。これが前述した介護報酬が上がらない理由の一つになっていると言われています。
しかし本来、内部保留は、激化する介護業界において設備投資やサービスの充実など経営拡大に使われる重要な資金のため、経営側としては容易に手をつけられない部分でもあります。このような政府と経営者の相反する理由により、職員の賃上げに踏み切れない施設もあります。

3.福祉マインドの高い人がどうにか頑張っている

介護職は4K「きつい・汚い・危険・給料が安い」と言われる過酷な仕事と言われています。しかし、自ら介職を選択する人は福祉マインドが高く、過酷な環境でも歯を食いしばりがんばり続けます。本来ならそのような状況を国や施設の経営者が改善しなくてはならないのですが、「どうにかなっている」現状があり、これに甘んじて改善が抜本的に進んでいないという現状があります。

(3)人間関係の悩み

介護職員の人間関係の悩みは、その職場環境が大きく影響しているようです。介護労働安定センターによる平成28年度「介護労働実態調査」の結果では、介護関係の仕事を辞めた理由は「職場の人間関係に問題があったため」が 23.9%とトップでした。
この理由としてまず挙げられるのが、施設という閉鎖的な環境で、同じ利用者、同じ職員と長時間、長期間にわたり関わらなければならないという問題です。良好な関係なら問題ありませんが、少しでも関係が悪化してしまうと逃げ場がなく、夜勤などで気が合わない人と二人きりで協力して仕事をしなくてはいけない場合もあります。
また、介護職員同士での派閥もできやすく、一度派閥に加わってしまうと、いじめを恐れてなかなか抜け出せなくなり、不満や不安があっても言い出せないという負のスパイラルに陥ってしまう人もいます。
この他にも、施設によっては医療系の職種である看護師の方が社会的地位が高いというヒエラルキー意識が看護師と介護職員の関係性を悪くし、これに悩んでしまうケースもあります。
参考:公益財団法人介護労働安定センター「介護労働実態調査」(2016年10月)

 

2.介護職のよくある悩みに陥らないための職場の選び方

上で挙げたような悩みから、介護の仕事は「きつい」「大変」というイメージが先行してしまいます。
しかし、悩みが生まれにくい理想的な職場を探すことができれば、大きなやりがいを感じられるはずです。
そこで、ここでは介護の仕事で悩まないための職場選びのポイントをご紹介します。

(1)福利厚生が充実している職場

介護施設にとって、職員が公私共に充実した働き方ができる職場環境を整備することは重要課題です。そこで施設によっては、育児休暇や産後休暇取得の積極的な促し、保育手当の支給といった子育て支援に取り組んだり、資格手当や業務手当、住宅手当といった職員の暮らしを支えるための福利厚生の充実を行っています。中には職員の心のケアを行う相談室を設置している施設もあります。

(2)職員間の交流が盛んな職場

職場の人間関係が良い事は、働く人にとって重要です。そこで介護施設によっては、年に数回懇親会を開いてその費用を補助したり、スポーツやレクリエーションを行うといった方法で職員間の交流を深める支援をしている施設もあります。また、定期的に職員が悩みや不安をお互いに話し合える機会を設けて、職員同士が解決に向けて支え合う状況を作り出している施設もあります。これらの取り組みによって、介護が必要な人を支援するチームの結束も高まり、より良いサービスにつながっていきます。施設の経営者がビジネスマインドの高い人であるほど、自己啓発やチーム運営の機会を多く設けたり、人材のスキルアップが図られている施設が多いようです。

(3)職員のストレス軽減に取り組む職場

介護の仕事は感情のコントロールが大変です。何か辛い事や嫌な事があっても、常に冷静でいなくてはなりません。しかし、介護職員も人間ですのでストレスが溜まるのは当然です。そこで職場環境の良い介護施設では、職員のストレスの軽減に向けた様々な取り組みを行っていることが多いです。

・施設長が全職員に対して定期的に悩み相談に応じる
・リフレッシュ休暇を設けて積極的に休養を取ることを促す
・能力に応じた業務設定
・一部の職員に過剰な負担が掛からないような業務分担 など

 

3.まとめ

介護職は日本の超高齢化社会において無くてはならない重要な職業です。しかし、介護職をめぐる様々な問題により、介護職にチャレンジすることを戸惑っている人や、介護の仕事は好きなのにやむを得ず辞めてしまう人が多くいるのが現状です。その半面、介護業界は人手不足を解消するために、福利厚生や職場環境の改善に力を入れる施設は増加傾向にあります。
もし今働いている施設の雇用条件や人間関係がどうしても合わないという人は、転職してしまうのも一つの手です。やりがいを持って働けるように、職場選びは転職エージェントなどを用いて冷静に行っていきましょう。

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